一般には聞きなれない保険用語で「通知義務」という言葉があります。
保険契約では通知義務はとても大切な事ですが、それがなんなのかご存じでしょうか?
通知義務とは、保険契約者または被保険者が、保険契約の締結後にその内容に変更が生じた場合、保険者(保険会社)に対してその事実を報告しなければならないことをいう。
【例えば、どんな時に報告するの?】
- 結婚して、名前や住所が変わった
- 専業主婦・主夫で買い物くらいでしか車に乗らなかったけど、仕事を始めて、週に5日通勤に車を使うようになった(使用目的の変更)
- 車を運転する同居の家族が誕生日を迎え、21歳になった(年齢条件の変更)
- 車を買い替えた(車両入替)
- 火災保険をかけている住居を改造して、店舗にした
変更の内容によっては保険料が安くなることも多く、このことを知っていると知らないのでは、状況によっては大きく損をすることもありえます。
【実際にあった事例】
他社で自動車保険に加入していたAさん。
会社勤めをしていたAさんは週に5日通勤で車に乗っていたが仕事を辞めて、自宅でできる内職の仕事を始め、通勤で車を使用することがなくなった。
当時、加入していた代理店の担当者からは、使用目的が変わったら報告しなければいけないことを知らされていなかったので、使用目的を通勤・通学使用から日常・レジャー使用に変更することなく3カ月間そのまま乗っていた。
★通知していない状態で万が一、事故が起きてしまうと、保険金が支払われなかったり、ご契約が解除されてしまうことも!!
代理店は、お客さまからのお申出がないのに、勝手にご契約内容を変更することはできません。変更があった際には、必ずお申し出ください。
自動車保険に限らず、ご自分の契約内容が正しいものになっているかどうか一度見直されてはいかがでしょうか?
承認日 2022/02/16
承認番号 SJ21-15338